自分の子が施設を利用しても迷惑をかけてしまうだけではないか? 上手く理解してもらえるだろうか? 抱えきれないほどの悩みと不安を持っていた私の話に、「ほっぷ」のスタッフの皆さんは、親身に耳を傾けてくださいました。あの日から、私たち親子の人生は前向きに進みはじめました。
地域の皆さまの支援で実現した山形の温泉への旅行は、子どもだけでなく親も楽しむことができました。一泊二日の旅を共にすることで、障がいを持つ子どもを育てる親同士の親睦が深まりました。このような行事への参加を通して、子どもたちは社会に溶け込み、自分らしく生きていくための挑戦を重ねていくのだと思います。
親の身に何かあったときに子どもたちはどうなるのか? 将来のことを考えると不安になることもあります。しかし、「ほっぷ」のスタッフは、様々な事情を持つ利用者の声に耳を傾けて温かくサポートしてくれます。「NPO法人セミナ~レ」は、私たち親子の願いをきっと形にしてくれると信じています。
(利用者家族Oさん)
「ほっぷ」は決まった曜日だけ利用しています。本当は毎日でも行かせたいのですが、祖父母との散歩を楽しみにしている息子の気持ちを大切にしたいなと思っています。祖父母の方も、中学生になった孫の帰りを待っています。その時間を大切にしたいと考えているのです。
「ほっぷ」には、同じ学校に通っている子が多いので、学年は違っても知っている子が沢山いて皆仲良しです。家ではあまりお勉強しないのですが、「ほっぷ」では喜んでしています。季節の行事やカラオケ、時々ある遠足やお泊りなど、沢山の行事があり、それも楽しみです。
施設の中だけでなく外を散歩したりするのも楽しいようです。毎回の送迎もとても助かっています。「ほっぷ」に行っている間に、買い物や妹弟の習い事や部活送迎などに行けるのでありがたいです。何をするにも見守りや支援が必要な我が子ですが、「ほっぷ」の職員の方々には大変よくしていただいています。
(利用者家族Oさん)